百科事典マイペディア 「オヒョウ(植物)」の意味・わかりやすい解説 オヒョウ(植物)【オヒョウ】 ニレ科の落葉高木。日本全土の山地にはえるが,北海道に多い。東アジアにも分布。葉は短柄をもち,広倒卵形で,先端は普通三つのとがった裂片となる。縁には重鋸歯(きょし)があり,表面は短毛がはえざらつく。春,葉の出る前に,淡紅色の小さな花が群がって咲き,果実は長さ約2cm,翼があって淡褐色に熟する。樹皮の繊維は強靭で,アイヌはこれでアツシ(厚司)を織る。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報