オハケ(読み)おはけ

世界大百科事典(旧版)内のオハケの言及

【神棚】より

…(3)ある特定の期間だけまつられる歳神棚,七夕棚,盆棚など年中行事に関与した神棚。またオハケなどと称して神社の祭りの際に,特定の家・期間だけに設けられる神棚もある。【宇野 正人】 住宅内に神棚が設けられるようになってから,あまり永い歴史はないものと考えられる。…

【宮座】より

…頭屋はきびしい潔斎(けつさい)の生活をおくり,神社から神体を自分の家に移し,次の祭りまで1年間まつることもある。頭屋になるとそれを示すために家の庭にオハケと呼ばれる竹や木にサカキ(榊)にしでをつけたものをたてる風習も,秋田,茨城から九州にいたる広い地域にみられる。頭屋は一軒の家としてうけるが,その家が一族の本家であると分家の家々がこれを援助し,これを助頭(すけとう)とか脇頭(わきとう)と呼ぶこともある。…

【依代】より

…長い棒の先端にシデをつけ,御幣と呼んでこれを依代とすることも多い。村の祭祀で頭家(とうや)となった家にたてられるオハケも依代であり,長野県の諏訪大社で6年ごとの大祭にたてられる御柱(おんばしら)や,変容はしているが京都の祇園祭の山鉾(やまぼこ)もその高く掲げた棒を依代としたものである。【西垣 晴次】。…

※「オハケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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