オナーゲル(読み)おなーげる

世界大百科事典(旧版)内のオナーゲルの言及

【ロバ(驢馬)】より

…当時この地域では迅速な軍用には,オナジャーonager(ロバとウマの中間的形態をもち,インドより近東にかけて野生状態で生息していた。オナーゲル,オナガー,ペルシアノロバとも呼ぶ)が用いられ,野生獣であるにもかかわらず,捕獲し,調教して用いられており,ロバは乗用馬の普及以前においても,オナジャーに一歩を譲って,庶民の搬用,曳用家畜の位置に甘んじていた。ヒッタイトによる馬の使用が広まるとともに,ロバの地位はさらにいっそう低下し,いっそう庶民の搬用家畜としての位置におとされ,陽のあたる場に登場することが減少したといってよい。…

※「オナーゲル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android