オスカー ベッカー(英語表記)Oskar Becker

20世紀西洋人名事典 「オスカー ベッカー」の解説

オスカー ベッカー
Oskar Becker


1889.9.5 - 1964.11.13
ドイツの哲学者。
元・ボン大学教授。
ライプチヒ生まれ。
フライブルク大学助教授を経て、1931〜45年ボン大学教授。おもに様相論理学および数理哲学分野で活躍した。又美学にも深く関与し、現象学派時代の「美のはかなさと芸術家の冒険性」(’29年)はフッサールハイデッガーの現象学や存在論に基づいて、ゾルガーの「美のはかなさ」の概念や、シェリングの美の規定を改めて取り上げ、「美のもろさ」という独自のカテゴリーをたてた。他の著書に「歴史的展開における数学基礎」(’54年)、「現存在と現実体」(’63年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android