オゴウエ川(読み)おごうえがわ(英語表記)Ogowe

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オゴウエ川」の意味・わかりやすい解説

オゴウエ川
おごうえがわ
Ogowe

アフリカ中部、ガボンにある川。コンゴのバレケ高原に発し、ガボン南東部の熱帯雨林内を北西に流下し、ボウエ付近から西に転じてギニア湾に注ぐ。全長1200キロメートルで、流域面積の広い川として知られる。中・上流部は湿潤熱帯地方の河川の特徴でもある滝や早瀬が多い。下流部は河口から400キロメートルのランバレネまで一年中航行が可能で、木材運搬交易に欠かせない。河口付近のロペス岬にある港町ポール・ジャンティルはこの地方の中心地である。

[堀 信行

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android