エロ

精選版 日本国語大辞典 「エロ」の意味・読み・例文・類語

エロ

[1] 〘名〙 (形動) エロチックでいやらしいこと。また、そのもの。卑猥(ひわい)。猥褻(わいせつ)。色情的。
※刻々(1933)〈宮本百合子〉三「刑事なんぞ〈略〉うっかりサービスすれゃエロだってひっかけるしさ」
[2] 〘語素名詞の上に付けて、エロチックでいやらしいの意を添える。また、発音意味類似から「色」をもじったような表現もある。「エロ本」「エロ映画」「エロっぽい」
虚実(1936)〈高見順〉「なんとか愛好症のエロ漢」

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デジタル大辞泉 「エロ」の意味・読み・例文・類語

エロ

[名・形動]
《「エロチシズム」「エロチック」の略》エロチックであること。わいせつなこと。また、そのさま。「エロな話」「エロ本」
(他の語の上について)好色であること。いやらしいこと。また、そのさま。「エロおやじ」
[類語]官能的肉感的扇情的性的卑猥ひわい淫猥いんわい猥褻わいせついやらしい淫靡いんび淫乱みだらみだりがわしいいかがわしいエッチあだっぽい色気なまめかしい色っぽいあだ色香艶っぽいあでやか濃艶妖艶あで姿セクシーチャーミングコケットリーコケティッシュエロチックセクシュアル不身持ち不品行ふしだら不行状不行跡淫蕩好きしゃ好きもの色好み色情狂色気違い自堕落エロい好色多淫放蕩遊蕩邪淫荒淫姦淫かんいん淫奔いんぽん漁色酒色すけこましジゴロ尻軽きわどい淫婦女たらし女狂い

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世界大百科事典(旧版)内のエロの言及

【風刺画】より

…その中で成金の市参事会員の娘が一夜で貴婦人となり,フランス風ファッションを誇るが,ホガースは当時の上流階級のフランス文化への偏愛をも揶揄している。なおホガースはまた版画《性格と戯画Characters and Caricaturas》で,自然の正しい模倣から生まれた性格描写(ラファエロ,ホガース)と戯画(ゲッツィ,カラッチ,レオナルド・ダ・ビンチ)との相違を図例で示した。これによって戯画とは気ままで放縦な遊びの絵画であり,真の芸術ではないと表明した。…

※「エロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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