エルゴン山
エルゴンさん
Mount Elgon
ケニアとウガンダの国境にある火山。ビクトリア湖北東約 110kmに位置。数個の峰があり,最高峰はワガガイ峰 (4321m) 。火口直径 8km,火口の深さ約 600m。おもに岩片からなり,溶岩は少ない。初登頂は 1911年,オーストリアのローベルト・シュティグラー,ルドルフ・クムンケによる。緩傾斜で,西斜面ではコーヒー,トウモロコシ,バナナなどの栽培が盛ん。
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エルゴン山
えるごんさん
Mount Elgon
アフリカ中東部、ウガンダとケニアの国境にある火山。ビクトリア湖の北東に位置する。標高4321メートル。山体基底部の直径約80キロメートル、火口は直径約8キロメートル、深さ610メートルである。標高3300メートル以上には氷河の跡がある。1911年オーストリア人のクマンケとスティクラーが、南東のキタレから初登頂した。
[堀 信行]
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デジタル大辞泉
「エルゴン山」の意味・読み・例文・類語
エルゴン‐さん【エルゴン山】
《Mount Elgon》アフリカ東部、ウガンダとケニアの国境にある山。標高4321メートル。大地溝帯の活動に伴って形成された楯状火山であり、山体基部の直径は約80キロメートル、山頂部はカルデラになっている。キタム洞窟をはじめ、多くの溶岩洞がある。周辺一帯はエルゴン山国立公園に指定されている。
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