エルウィン ロンメル(英語表記)Erwin Rommel

20世紀西洋人名事典 「エルウィン ロンメル」の解説

エルウィン ロンメル
Erwin Rommel


1891 - 1944
ドイツの軍人
元・陸軍元帥。
バイエルン州ハイデンハイム出身。
第一次大戦ではイタリア戦線で軍功をたて第一級鉄十字章を授与された。ヒトラーを熱烈に支持し、ナチスの青年組織ヒトラー・ユーゲントの軍事教官を務めた。第二次大戦時では対フランス作戦で装甲師団長として長途の敵中突進で戦功をあげた。’41年リビアに派遣されアフリカ軍団長となり巧妙な戦術でイギリス軍を追い、「砂漠の狐」とよばれた。’44年ノルマンディー上陸に際しては、ヒトラーに休戦を訴えたが相手にされず、反ヒトラー・グループに接近。ヒトラー暗殺未遂事件の直前に空襲のため負傷し、ヒトラー暗殺事件に連座し、自殺か大逆罪裁判かの選択を迫られ、自殺。国防軍葬が行われた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android