精選版 日本国語大辞典 「エリスロマイシン」の意味・読み・例文・類語
エリスロマイシン
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C37H67NO13(733.93).Streptomyces erythreusが産生する十四員環マクロライド抗生物質.水和物は白色の結晶.融点135~140 ℃.固化後,再融点190~193 ℃.-78°(エタノール).エタノール,アセトンに易溶,水に不溶.グラム陽性菌,グラム陰性菌,マイコプラズマ,クラミジアなどに抗菌力を示す.リボソームの50Sサブユニットに作用してタンパク質合成を阻害する.経口や外用薬で用いる.LD50 2580 mg/kg(マウス,経口).[CAS 114-07-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…占領下の日本にも緊急輸入され,当時流行した発疹チフス,腸チフス,赤痢などの防疫に貢献し,結核,梅毒,恙虫(つつがむし)病などにもきわめて威力を発揮した。52年にはエリスロマイシンも発見された。 抗菌性抗生物質の開発史は,別の見方をすれば,耐性菌との闘いの歴史であるともいえる。…
※「エリスロマイシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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