エノキグサ(榎草)(読み)エノキグサ(英語表記)Acalypha australis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エノキグサ(榎草)」の意味・わかりやすい解説

エノキグサ(榎草)
エノキグサ
Acalypha australis

トウダイグサ科一年草。東アジアに広く分布し,平地道端や畑にごく普通にみられる。茎は直立してよく分枝し,高さ 20~40cm,エノキ (榎)に似た葉を互生する。花期は夏から秋で,葉腋から短い柄を出し,その先に小さな穂状花序をつくる。花序上部には雄花が多数集り,基部には総包に包まれた雌花がつく。雄花では8本のおしべが4本ずつ2輪に配列する。雌花の総包は,果期には大きく (径 10~15mm) 目立つようになり,どことなく編笠を連想させることから,アミガサソウの名もある。

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