日本大百科全書(ニッポニカ) 「エヌスタ鉱」の意味・わかりやすい解説 エヌスタ鉱えぬすたこうnsutite 二酸化マンガンの鉱物の一つ。おもに二価の初生マンガン鉱物、とくに酸化物やこれを主とした集合物から生成される。化学組成上、四価と二価のマンガンを含むと推定されている。両者の比率や原子配列などについては決定されていないが、比率については30~40:1程度である。空気中で加熱すると約450℃で軟マンガン鉱に変化する。乾電池の原料として優れた性質を示す。命名は原産地ガーナ国エヌスタNsutaにちなむ。[加藤 昭][参照項目] | 鉱物 | 軟マンガン鉱 | 二酸化マンガン | マンガン[補完資料] | エヌスタ鉱(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例