エニヌイペ(読み)えにぬいぺ

世界大百科事典(旧版)内のエニヌイペの言及

【枕】より

…大嘗祭に使う坂枕(さかまくら)もこの一種で,長さ尺5寸,幅3尺,一方を高く坂のようにしたこもを寝床の下にあてがう。こもを巻いた中に草を詰める形式は,アイヌのエニヌイペというがま草の枕があり,薦枕の古い姿がうかがわれる。これがさらに進んで外側を絹などで作り,中に綿などを詰めるようになったのが錦枕や縑(かとり)枕である。…

※「エニヌイペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」