ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エドウィン」の意味・わかりやすい解説
エドウィン
Edwin
[没]632/633.10.23. ドンカスター,ハットフィールドチェイス
イギリス,七王国時代のノーサンブリア王 (在位 616~632/3) 。パウリヌスによってカトリックに改宗。ほかの諸国に覇を唱え,スコットランドに遠征した。マーシア王ペンダと戦って敗死。
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…この王のもとではじめてアングロ・サクソン人のキリスト教改宗がすすめられた。次いで7世紀前半にはイースト・アングリアが一時台頭したが,同世紀半ばにはノーサンブリアが強勢を誇り,その王エドウィン(在位617‐632)はスコットランドに遠征をおこなった。8世紀にはマーシアが強大となり,とくにその王オファ(在位757‐796)は他の諸国に宗主権をふるっただけでなく,ウェールズとの境界に〈オファの防塁〉と呼ばれる長大な土塁を築いてブリトン人を圧迫し,またフランクのカール大帝と対立するなど,大いに威を示した。…
※「エドウィン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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