エッツタール(読み)えっつたーる

デジタル大辞泉 「エッツタール」の意味・読み・例文・類語

エッツタール(Ötztal)

オーストリア西部、チロル州にある谷。東部アルプス最大の谷であり、エッツタール川に沿って延びる。スキーハイキング適地として知られ、氷河も点在する。主な町はゼルデン。エッツ谷。エッツ渓谷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエッツタールの言及

【チロル】より

…河川の豊富な水量は,チロルをオーストリアにおける重要な水力発電地帯にしている。スキーで有名なザンクト・アントンSankt Antonからチロル州の州都インスブルックに行く途中,車窓から望見できる氷河に輝くエッツタール・アルプスで有名なエッツタールÖtztalは,東アルプス最大の渓谷の一つであり,また古い民俗の宝庫としても知られている。 チロル州の住民の大半を占めるのは6世紀に北方から入ってきたバイエルン族であるが,南からはロマンス語系の人々,北西からはアラマンニ族が入り,その間に古来のケルト系の子孫と思われる人々が残存して,方言,服装,家屋,習俗は渓谷の多彩な景観と対応して,谷ごとに,村ごとに異なるとさえ言われている。…

※「エッツタール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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