エチュード

デジタル大辞泉 「エチュード」の意味・読み・例文・類語

エチュード(〈フランス〉étude)

美術で、絵画彫刻制作の準備のための下絵習作
音楽で、楽器練習のために作られた楽曲練習曲
演劇で、即興劇。場面設定だけで、台詞せりふ動作などを役者自身が考えながら行う劇。

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精選版 日本国語大辞典 「エチュード」の意味・読み・例文・類語

エチュード

〘名〙 (étude)
① 研究。論。
美術家が研究を目的としてつくる絵画、彫刻などの作品。習作。試作。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
西洋音楽で、おもに器楽奏法習得のためにつくられた楽曲。練習曲。
※夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年(1942)一二月一七日「ピアノのエチュードが聞えていようという趣向
④ 演劇の練習課題。ドラマを演ずる以前に、単純な心理的・身体的行動を訓練するもので、簡単なせりふを伴う場合もある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エチュード」の意味・わかりやすい解説

エチュード
étude

音楽用語。演奏技巧を修得するために書かれた練習曲。初心者用の練習を目的とするものから,芸術的な香りの高い音楽会用練習曲まで,さまざまの段階のものがある。後者として,ショパンドビュッシーの『エチュード』が有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「エチュード」の意味・わかりやすい解説

エチュード
étude[フランス]

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デジタル大辞泉プラス 「エチュード」の解説

エチュード〔ドラマ〕

日本のテレビドラマ。放映はテレビ朝日系列(1993年8月)。全4回。脚本:伊藤正宏。出演:萬田久子、宮崎美子、古尾谷雅人ほか。

エチュード〔自動車〕

マツダが1987年から1990年まで製造、販売していた乗用車。3ドアハッチバック。ファミリアをベースに開発された。

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百科事典マイペディア 「エチュード」の意味・わかりやすい解説

エチュード

練習曲

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチュード」の意味・わかりやすい解説

エチュード
えちゅーど

練習曲

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世界大百科事典(旧版)内のエチュードの言及

【練習曲】より

…演奏技術の向上を目的とした楽曲,あるいは特殊な高度の技術を表現手法とした作品。エチュードétudeともいう。とくに16,17世紀に器楽曲が隆盛になるにつれて,作曲されるようになり,J.ダウランドの息子ロバートRobert Dowland(1591ころ‐1641)のリュート教則本《リュート・レッスンのさまざま》(1610)や,J.プレーフォードの出版したビオル教則本は初期の最も重要な練習曲に数えられる。…

※「エチュード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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