エス・エル党(読み)エスエルとう

百科事典マイペディア 「エス・エル党」の意味・わかりやすい解説

エス・エル党【エスエルとう】

革命的社会主義者党の略称で,帝政ロシア末期の1901年創立。社会革命党とも。ナロードニキ主義を継承し,闘争手段としてテロを重視し,マルクス主義的なロシア社会民主労働党と対立した。1917年二月革命後臨時政府を支持,自らケレンスキー内閣を組織したが,まもなく分裂左派ボリシェビキに協力して一時ソビエト政権に参加した。内戦期には両派とも革命政権に反抗し,解体した。
→関連項目アゼフフィグネルプレーベ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android