エスピンガルダ(読み)えすぴんがるだ

世界大百科事典(旧版)内のエスピンガルダの言及

【鉄砲】より

…欧州側史料では1542年のことという。このとき伝えられた鉄砲はエスピンガルダと呼ばれた南欧系の先込め式火縄銃で,口径18mm前後,最大射程200m,有効射程40~50mくらいのものであった。《鉄炮記(てつぽうき)》によれば,時の島主種子島時尭(ときたか)は鉄砲の威力に驚き,2000金を投じて鉄砲2梃を譲りうけ,みずから日夜射撃の練習に励み,百発百中の腕前になり,また家臣らに命じて火薬の製法を学ばせ,鉄砲製作を研究させ,ついに鉄砲の国産化に成功したという。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」