エジプトガン(読み)えじぷとがん(英語表記)Egyptian goose

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エジプトガン」の意味・わかりやすい解説

エジプトガン
えじぷとがん
Egyptian goose
[学] Alopochen aegyptiacus

鳥綱カモ目カモ科の鳥。同科Anatidaeのツクシガン類sheldgooseより足と頭がやや長く、翼長約42センチメートルと中形で、ガンに近い体形をしたグループの1種。雌は小形である。アフリカ湖沼に広く分布し、単独またはつがいですみ、闘争性が強い。嘴(くちばし)は肉色でやや短く、足はピンク色。眼囲が褐色頭頸(とうけい)は淡褐色背面は褐色をなし、翼の雨覆(あまおおい)部は広く白い。下面はクリーム色で、胸の中央に大褐色斑(はん)がある。しわがれた声を出す。

黒田長久


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android