エウロパ(読み)えうろぱ(英語表記)Europa

翻訳|Europa

デジタル大辞泉 「エウロパ」の意味・読み・例文・類語

エウロパ(Europa)

木星の第2衛星で、すべての衛星のうち6番目に木星に近い軌道を回る。1610年にガリレオ=ガリレイ発見。名はギリシャ神話エウロペ由来表面は厚い氷に覆われるが、その下に液体の海があり、生命が存在する可能性もあるといわれている。直径は約3100キロ(地球の約0.25倍)。平均表面温度はセ氏マイナス170度。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「エウロパ」の解説

エウロパ

木星の第2衛星。1610年、イタリアの天文学者ガリレオガリレイが発見した四大衛星のうちのひとつ。直径約3100キロメートル、公転周期は3.55日。名称はギリシャ神話に登場する王女エウロペに由来する。表面は厚い氷に覆われていて、地下に海がある。2018年5月14日に米航空宇宙局(NASA)は、1997年に宇宙探査機ガリレオがエウロパを観測したデータをあらためて分析したところ、表面から宇宙空間に向かって水が噴出していることを示す証拠が見つかったと発表。長年指摘されてきた地球外生命体が存在する可能性を見い出した。

(2018-5-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エウロパ」の意味・わかりやすい解説

エウロパ
Europa

木星の第2衛星。 1610年にガリレイが発見した四大衛星の一つ。実視等級6等,直径約 3000km,公転周期 3.55日。 1979年に木星に接近したボイジャー1,2号の写真撮影によると,表面はリボン状の割れ目のような複雑な模様でおおわれ,クレータは非常に少い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「エウロパ」の解説

エウロパ

イタリア、アウロラ社の筆記具の商品名。2007年、ローマ条約調印(1957年)50周年を記念して発売万年筆ボールペン、スケッチペンがある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android