ウルマン(John Woolman)
うるまん
John Woolman
(1720―1772)
アメリカの植民地時代のクェーカー派の博愛家。服屋、パン屋、商店主として自活、のち巡回伝道者となる。インディアンや黒人奴隷を正当に扱うことを主張し、富貴と戦争とを批判、富の公平な配分を唱えた。文体は明晰(めいせき)、『黒人使用の考察』(1754)、『貧民弁護論』(1763)、『日記』(1774)が優れている。
[紣川 羔 2018年1月19日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例