ウリシク社会主義(読み)うりしくしゃかいしゅぎ

知恵蔵 「ウリシク社会主義」の解説

ウリシク社会主義

北朝鮮が唱える独自の国家建設概念。故金日成(キム・イルソン)主席内政外交両面ソ連スターリン中国毛沢東を強く意識していたが、中ソ対立が激しくなったため、社会主義国家建設を指導するうえで主体性独自性を重視した。それがウリシク(われわれ式)と表現される。約30年に及ぶ中ソ対立の狭間で悩んだ結果でもある。

(2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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