ウトロ(読み)うとろ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウトロ」の意味・わかりやすい解説

ウトロ
うとろ

北海道東部、オホーツク総合振興局管内の斜里町(しゃりちょう)にある港町宇登呂とも書く。知床半島(しれとこ)西岸のほぼ中央にある。第二次世界大戦後、引揚者漁民を収容して港湾整備が行われた。知床半島の北半部は知床国立公園に指定されており、ウトロは1970年代の観光開発で宿泊施設ができ、知床岬周遊船が発着し、羅臼(らうす)町との間に知床横断道路(国道334号の一部)が通じ、知床観光の拠点の一つとなっている。

岡本次郎


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android