世界大百科事典 第2版 「ウズン・ハサン」の意味・わかりやすい解説
ウズン・ハサン【Uzun Ḥasan】
アク・コユンル朝第5代の君主。在位1453‐78年。アク・コユンル朝の祖カラ・ウスマーンの孫。本名はハサン・ベグḤasan Beg。長身であったことからウズン(〈長い〉の意)の呼名が付けられた。ウズン・ハサンは西方でオスマン朝のメフメト2世と対決し,東方ではカラ・コユンル朝のジャハーン・シャーを破り(1467),さらにティムール朝のアブー・サイードの軍を粉砕して(1469),東部アナトリアからイランにわたる一大帝国を建設した。
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