ウォーターポッピー(読み)うぉーたーぽっぴー(英語表記)water poppy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウォーターポッピー」の意味・わかりやすい解説

ウォーターポッピー
うぉーたーぽっぴー
water poppy
[学] Hydrocleys

オモダカ科(APG分類:オモダカ科)の多年生水生植物。ウォーターポピーミズヒナゲシともいう。学名よりも英名でよく知られる。ブラジルからアルゼンチンにかけて3種が分布するが、今日では亜熱帯から熱帯地方の池や湖などでもみかける。有名なのはニンフォイーデスnymphoidesで、根茎が水面をはうように伸び、楕円(だえん)状心臓形の鮮緑色の葉を水面に浮かべる。花は橙黄(とうこう)色で、夏の間、水面の上に次々に出て開き美しい。栽培はスイレンと同じで、水槽に土を入れ、水深を浅くし、水面へ浮かす。冬は室内で日当りのよい所に置き、3℃前後の水温を保つ。

[坂梨一郎 2018年9月19日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android