ウェルニッケ病(読み)うぇるにっけびょう

世界大百科事典(旧版)内のウェルニッケ病の言及

【アルコール中毒】より

…また,前記の振戦譫妄後に,脳の器質的変化が著しくなり,物忘れがひどくなる記銘障害,場所・時間がわからなくなる失見当識,作話症の3主徴候を呈する場合を,この主徴候の発見者の名を入れて,アルコール性コルサコフ精神病と称する。多くの場合,アルコール性コルサコフ精神病に先行して,ウェルニッケ病という眼球運動障害(眼振,外直筋麻痺,起立・歩行失調)と意識混濁を伴う精神神経症候が現れ,意識回復後にコルサコフ精神病に移行する。振戦譫妄の反復により,まれには小脳変性症,中心性橋髄鞘崩壊症などが起こることがある。…

※「ウェルニッケ病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android