日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ウィリアムズ(Raymond Williams)うぃりあむずRaymond Williams(1921―1988) イギリスの批評家。ケンブリッジ大学を卒業。母校で英文学を講じ1983年退職。関心は文学に限らず、むしろ社会や文化、思想史にある。『文化と社会』(1958)、『長い革命』(1961)、『田園と都市』(1973)はその方面の労作。『イプセンからエリオットまでの演劇』(1952)、『現代の非劇』(1966)、『ディケンズからロレンスまでの英国小説』(1970)などの文学研究にもそれがうかがわれる。[戸田 基]『若林繁信・長谷川光昭訳『文化と社会』(1968・ミネルヴァ書房)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例