免疫グロブリンともいう.血清グロブリンのうち,抗体と関係したタンパク質で,主としてγ-グロブリン画分に存在する.現在,5種類存在することが知られ,イムノグロブリン(Ig)G,M,A,D,Eと名づけられ,それぞれIgG,IgM,IgA,IgD,IgEと略記される.このうちもっともよく研究されているものはIgGで,2本のL鎖(light chain)と2本のH鎖(heavy chain)とからなり,分子量1.6×105 で約2% の糖質を含む.短軸は約4 nm,長軸は約27 nm の分子である.H鎖とL鎖の先端部分が抗原認識部位でFab,これと反対側の尾部は補体等の結合にかかわるのでFc領域とよばれる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新