出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…ハディースの徒が発達させたハディース批判の学は,イスナードの信憑性の吟味に終始し,そのために膨大な伝記集(タバカート)のつくられたことが,イスラム史学の一つの著しい特徴となっている。 初期の代表的なハディース集に,マーリク・ブン・アナスの《ムワッター》と,イブン・ハンバルの《ムスナド》がある。前者は婚姻,契約,ハッドなどの項目ごとにハディースを分類し,イスラム法の概要を述べるとともに,カーディーなどの裁判実務にも役立つよう編集され,このような形式をムサンナフという。…
※「イブンハンバル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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