旺文社世界史事典 三訂版 「イスマーイール=パシャ」の解説
イスマーイール=パシャ
Ismaā‘īl Pāshā
エジプトの王(在位1863〜79)
ムハンマド=アリーの子孫。在位中にオスマン帝国への貢納を増して,エジプトの独立性を高め,レセップスのスエズ運河を完成させた(1869)。フランスとの結合を深め,エジプトの近代化につとめたが,財政難に陥り,スエズ運河の株をイギリスに売り渡し(1875),エジプト財政はイギリス・フランスの管理下にはいった。
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