百科事典マイペディア の解説 イギリス・アフガニスタン戦争【イギリスアフガニスタンせんそう】 英国とアフガニスタンの間の3次にわたる戦争。アフガン戦争とも。(1)第1次(1838年―1842年)。ロシアの南下政策に対して,これを脅威とする英国が,ドースト・ムハンマド王(1826年―1863年)をめぐる策謀に基づいて出兵した。この出兵はアフガニスタン国民の反感を買い,英国は降伏した。(2)第2次(1878年―1880年)。ドースト・ムハンマドの死後,王位継承にかかわる紛争に英国が介入。1879年5月のガンダマク条約により,アフガニスタンは英国の保護領となった。(3)第3次(1919年)。アマーヌッラー王は即位と同時に独立と近代化を宣言した。これに対して英国が宣戦布告した。アフガニスタンは敗北したが,独立の条件をかちとり,1921年完全に独立した。→関連項目イギリス・イラン戦争|シク戦争|ハイバル[峠] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報