アーリ・ソルギルソン
あーりそるぎるそん
Ari hinn fróði Þorgilsson
(1067―1148)
アイスランド歴史叙述の祖。司教。賢者とあだ名される。母国語による『アイスランド人の書』Islendingabók(1120年代)は、アイスランド初期植民事情、立法、全島民会設立、グリーンランド植民、キリスト教改宗劇、教会史を伝える。約400の植民家族の系譜や定住地を詳述する『植民の書』Landnámabókのもっとも古い部分にも関与している。13世紀の歴史家スノッリ・スツルソンに引用される。
[荒川明久]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例