日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーラウ」の意味・わかりやすい解説 アーラウあーらうAarau スイス北部、アールガウ州の州都で工業都市。人口1万5300(2001)。中世なかばにアーレ川南岸の漁村に起源をもち、早くも1283年にハプスブルク家から都市権を与えられた。11世紀建設の城には一見すべき歴史博物館がある。交通の要地にあり、水力が豊富なため17世紀以降繊維工業が発達、19世紀に入り工業化が一段と進み、精密機械、光学機器、電気器具、靴、釣鐘の製造が盛んで、労働者の半分は市外からの通勤者である。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例