日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
アーノルド(Thomas Arnold)
あーのるど
Thomas Arnold
(1795―1842)
イギリスの牧師、教育者。詩人マシウ・アーノルドの父。ワイト島のカウズに生まれる。16歳のときオックスフォードのコルプス・クリスティ・カレッジに入学。4年後にオーリエル・カレッジの学術協会員Fellowに選ばれた。1818年に牧師の地位を得たのち、レイルハムに住んで結婚し、古典の研究、著述および大学入学を控えた少年たちの教育に専念。1828年、名門ラグビー校の校長となり、新風をもって学校の名声を高めた。1841年オックスフォードの歴史学教授となった。著作に『ローマ史』History of Rome(1838~1843、未完)、『説教集』Sermons Preached at Rugby School(1827~1841)などがある。
[村井 実 2018年1月19日]
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