アーサー・ジョン エバンズ(英語表記)Arthur John Evans

20世紀西洋人名事典 の解説

アーサー・ジョン エバンズ
Arthur John Evans


1851.7.8 - 1941.7.11
英国の考古学者。
オックスフォード大学教授。
ハートフォードシャーのナッシュ・ミルズ生まれ。
名門のエバンズ家の出身で父、ジョンも考古学者でもあった。オックスフォード大学のアシュモリアン美術館の学芸員となった。1900年にクレタ島クノッソス遺跡発掘に着手し、ミノス文明最大の宮殿の全体及び付近の発掘と研究に40年近くを費やし、その全容を確定した。その宮殿を一部復原し、それに基づいてミノス文明の時代区分を確立しエーゲ文明全体のより精密な編年を確立した。著書に「クノッソスのミノス王宮殿」(’36年)、「ミノス文字」等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android