アヴィニオン大学(読み)アヴィニオンだいがく

大学事典 「アヴィニオン大学」の解説

アヴィニオン大学[フランス]
アヴィニオンだいがく

南仏プロヴァンス地方,ヴォークリューズ県の県庁所在地であるアヴィニオンにある。前身は中世初期,当時のアヴィニオン市民のコミューンに支援された神学,自由学芸医学の学校といわれる。1303年,時の教皇ボニファティウス8世等によってこれらの学校は統合され,現在の大学の基礎が形作られた。これはパリ大学に対抗する形としてつくられたともいわれる。急激な人口増加に伴い,1964年に文系の高等教育センターが創設される。1972年には大学センターが設置され,教育と研究が一つのユニットとして統合された。2010年現在,そのユニットは教育研究単位(フランス(UFR)として人文科学,自然科学精密科学,応用言語科学,法学・政治学・経済学の四つに分類されている。学生数7823(2014/15年)
著者: 高橋洋行

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android