アン・リー(読み)アンリー

百科事典マイペディア 「アン・リー」の意味・わかりやすい解説

アン・リー

李安。台湾出身の映画監督。国立芸術大学を卒業後アメリカに渡り,映画製作を学ぶ。「ウェディング・バンケット喜宴)」(1993)と「いつか晴れた日に」(1995)でベルリン映画祭金熊賞を,「グリーン・デスティニー(臥虎蔵龍)」(2000)でアカデミー外国語映画賞を受賞。「いつか晴れた日に」で本格的にハリウッド進出して以来,異なるジャンルで優れた作品を多数発表。「ブロークバック・マウンテン」(2005)では第78回アカデミー監督賞を受賞,アジア人初のアカデミー賞監督に輝く。第64回ベネチア国際映画祭に出品した「ラストコーション(色,戒)」(2007)でも金獅子賞を獲得した。

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