アンブロジアーナ共和国(読み)アンブロジアーナきょうわこく(英語表記)Repubblica Ambrosiana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンブロジアーナ共和国」の意味・わかりやすい解説

アンブロジアーナ共和国
アンブロジアーナきょうわこく
Repubblica Ambrosiana

ミラノに成立した共和国 (1447~50) 。名称はミラノの守護聖人アンブロシウスにちなむ。 1447年8月ミラノ公フィリッポ・マリアビスコンチが没すると公国の継承をめぐる争いが生じ,市民代表 24人から成る共和国の樹立が宣言された。しかしコンドッティエーリ (傭兵隊長) 出身でビスコンチの娘ビアンカ・マリアの夫であるフランチェスコ・スフォルツァベネチアと結んで共和国を攻撃したため,50年2月共和国は崩壊しスフォルツァの手でミラノ公国が再建された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android