アンドレイ ミハルコフ・コンチャロフスキー(英語表記)Andrei Sergeevich Mikhalkov-Konchalovskii

現代外国人名録2016 の解説

アンドレイ ミハルコフ・コンチャロフスキー
Andrei Sergeevich Mikhalkov-Konchalovskii

職業・肩書
映画監督

国籍
ロシア

生年月日
1937年8月20日

出生地
ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)

学歴
モスクワ音楽高等学校,ソ連国立映画学校卒

受賞
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリ〔1974年〕「恋人たちロマンス」,カンヌ国際映画祭国際審査員賞(第32回)〔1979年〕「シベリアの詩」,モスクワ国際映画祭名誉賞(第20回)〔1999年〕,ベネチア国際映画祭審査員特別大賞(第59回)〔2002年〕「Dom durakov」

経歴
父親は詩人作家のセルゲイ・ミハルコフ、母親も詩人ナターリア・コンチャロフスカヤで芸術一家に育つ。モスクワ音楽高等学校でピアノを学ぶが、習作シナリオをミハイル・ロンム監督に認められ、国立映画学校に進学タルコフスキーに出会い、彼の卒業制作を手伝った後、自らの卒業制作「少年と鳩」を完成。同作品は1962年ベネチア国際映画祭短編部門金獅子賞を受賞。’65年長編第1作「最初の教師」を発表、同映画祭で話題を呼ぶ。その後、ツルゲーネフ原作の「貴族の巣」(’67年)、チェーホフ原作の「ワーニャ伯父さん」(’71年)など情感溢れる瑞々しい作品を発表。’79〜93年ハリウッドで仕事をし、「マリア恋人」(’84)、「暴走機関車」(黒沢明原案,’85年)などを撮る。他の作品に「恋人たちのロマンス」(’74年)、「シベリアの詩」(’79年)、「デッドフォール」(’89年)、「天使が降りたホームタウン」(’90年)、「映写技師は見ていた」(’91年)、「Ryaba My Chicken」(’94年)、「The Royal Way」(2000年)、「Dom durakov(House of Fools)」(2002年)、「くるみ割り人形」(2009年)、「白夜配達人」(2014年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

アンドレイ ミハルコフ・コンチャロフスキー
Andrey Sergeevich Mihalkov-Konchalovskiy


1937 -
ソ連の映画監督。
ソ連の映画監督のミハルコフ・コンチャロフスキー兄弟の兄。弟はニキータ・ミハルコフで、父は、S.V.ミハルコフで、詩人や作家として知られる。卒業製作した「少年と鳩」(1962年)で評価を受け、アメリカ映画「暴走機関車」(’86年)も監督した。その他の代表作品に「ワーニャ伯父さん」(’71年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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