アンチモンバター(読み)あんちもんばたー

世界大百科事典(旧版)内のアンチモンバターの言及

【アンチモン】より

…アンチモンは中世の錬金術師にとっては特別の興味をもってとりあつかわれ,成功を獲得するための最適の出発物質であると信じられた。アンチモンバターの名で塩化アンチモンも医薬品として広く使用された。17世紀にテールデJohann Thöldeによって出版されたB.ウァレンティヌスの作と伝えられる《アンチモンの凱旋車》には多くのアンチモン化合物の処方が載っている。…

【塩化アンチモン】より

…融点73.4℃,沸点223℃,比重3.14(20℃)。潮解性が強く,放置すると粘い半液状となることが多く,アンチモンバターの名で古くから知られている。水に溶解するとオキシ塩化アンチモン(III)SbOCl(塩化アンチモニルともいう)を生じ,酸性を呈して濁る。…

※「アンチモンバター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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