アンカー

精選版 日本国語大辞典 「アンカー」の意味・読み・例文・類語

アンカー

〘名〙 (anchor)
リレー競技の最後の走者泳者
② 錨(いかり)。〔外来語辞典(1914)〕
※ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉三「船は二本のアンカアを下ろして」
③ (①の意から転じて) 雑誌記事などでデータマンが取材してきた原稿をもとに、最終的にまとめて仕上げる人。アンカーマン。アンカーウーマン。また、ラジオ・テレビのニュース番組におけるメーンキャスター。
④ (anchoring の略) アンカーボルト鉄筋の端部を基礎のコンクリートに埋め込み、引き抜けないように定着させること。定着。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「アンカー」の意味・読み・例文・類語

アンカー(anchor)

船のいかり
リレーレースの最後の走者、または泳者。
アンカーマン」の略。
登山で、ザイルでからだをつなぎ合った最後尾の者。また、その者のザイルの結び方。
《anchor escapementの略》時計の歯車にかみ合って、回転を調節する爪状の装置アンクル
アンカーボルト」の略。
文書作成ソフトなどで、本文中に挿入した図版を、特定の文や語句に関連づけておく仕組み。また、アンカーテキストのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンカー」の意味・わかりやすい解説

アンカー
Angkar; Revolutionary Organization of Cambodia

カンボジア語組織を意味し,1975年4月カンボジアの共産勢力が勝利を収めたあとの同国最高指導機関。 70~75年の反ロン・ノル,反米闘争もすべてこの組織の指導によるものとされている。その最高指導者は,カンプチア共産党書記長ポル・ポトをはじめ,ヌオン・チェア,イエン・サリ,ソン・センキュー・サムファン,フー・ニムなどで,カンプチア共産党を中核にした革命組織の連合体。 77年9月のカンプチア共産党の公然化とともにその任務を終えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「アンカー」の解説

アンカー

ハイパーリンクが設定されている部分のこと。Webページを記述するHTMLで、リンクを設定するための要素をアンカータグといい、などと記述する。アンカーのリンク先やリンク元には、テキストのほか、画像などのオブジェクトが指定できる。また、ページレイアウト・ソフトのQuarkXPressでは、テキストの間に画像ボックスや罫線を取り込んで、文字のように扱う機能のことをアンカーという。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「アンカー」の意味・わかりやすい解説

アンカー
anchor

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

DBM用語辞典 「アンカー」の解説

アンカー【anchor】

ハイパーテキストで、他のページとリンクしているハイライト部、下線部、あるいはクリッカブル(クリックするとハイパーリンクする部分)になっている語句やフレーズ、グラフィックのこと。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

百科事典マイペディア 「アンカー」の意味・わかりやすい解説

アンカー

(いかり)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ホームページ制作用語集 「アンカー」の解説

アンカー

HTMLの定義でサイト内におけるリンク端点。印をつけた宛先アンカーにジャンプする。

出典 (株)ネットプロホームページ制作用語集について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンカー」の意味・わかりやすい解説

アンカー
あんかー

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアンカーの言及

【錨】より

…アンカーanchorともいう。船を係留設備のないところに停泊させる際に用いられる道具で,通常,錨鎖(びようさ)(アンカーチェーン)とともに投下して船を一定の位置に固定する。…

【ロッククライミング】より

… パーティを組んだ2人または3人のクライマーは,墜落の危険を避けるためにザイルSeil(登攀用ロープ)を両端部で互いに自分のボディハーネスに連結(アンザイレン)し,交替で登攀するパートナーを確保(ビレーbelayまたはジッヘルSicher)しあいながら前進する隔時登攀(スタカートクライミングstaccato‐climbing)を行うのが普通である。確保者は,自分の確保が失敗した場合,パートナーの墜落に引き込まれて墜落しないようにあらかじめ自己確保(アンカーanchor)をしたうえで,基本的には,自分の肩や腰にザイルを回して制動操作する確保(ボディビレーbody belay)を行うことが多い。とくに注意すべき点は,トップ(先頭者)が墜落したときは衝撃エネルギーがきわめて強く,確保に失敗して悲惨な結果を招きやすいことである。…

※「アンカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android