アルヘンティーノ湖(読み)アルヘンティーノコ(英語表記)Lago Argentino

デジタル大辞泉 「アルヘンティーノ湖」の意味・読み・例文・類語

アルヘンティーノ‐こ【アルヘンティーノ湖】

Lago Argentino》アルゼンチン南部、パタゴニア地方にある湖。アンデス山脈東麓の氷河湖で、ウプサラ氷河などが流入する。周辺一帯はロスグラシアレス国立公園に指定され、美しい自然景観で知られる。湖畔の主な町はエルカラファテ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルヘンティーノ湖」の意味・わかりやすい解説

アルヘンティーノ湖
あるへんてぃーのこ
Lago Argentino

アルゼンチン南部、パタゴニア地方のアンデス山脈東麓(とうろく)にある美しい氷河湖。面積1415平方キロメートル。入り江の多い湖面が広がっている。ペリト・モレノ氷河、ウプサラ氷河など七つの氷河がアンデス山脈から流下し、入り江の奥に流入している。とくにペリト・モレノ氷河の動きは活発で、湖中に1キロメートルほど侵入した氷河の末端がときおり大音響とともに崩落し、氷山を形成する。湖水サンタ・クルス川を通じて大西洋へ流出する。北方にあるビエドマ湖とともにロス・グラシアレス国立公園に指定されている。観光シーズンは11月から翌年2月までで、湖の南岸には観光の基地となるカラファテの町がある。

[松本栄次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android