アルフレード ブライス・エチェニケ(英語表記)Alfredo Bryce Echenique

現代外国人名録2016 の解説

アルフレード ブライス・エチェニケ
Alfredo Bryce Echenique

職業・肩書
作家

国籍
ペルー

生年月日
1939年2月19日

出生地
リマ

学歴
サン・マルコス国立大学卒

学位
文学博士

受賞
ペルー国民文学賞(1972年度)「ジュリアスの世界」,フランス最優秀外国小説賞(1974年度)「ジュリアスの世界」

経歴
富裕な銀行家の家庭に生まれる。サン・マルコス国立大学の法科に入って弁護士資格を取得するが、のち文学に転じ、さらにフランスに留学してソルボンヌ大学に籍を置く。1968年からナンテールソルボンヌ、バンサンヌ各大学の教壇に立ち、’80年末からはモンペリエに移り、ポール・バレリー大学で文学・文明論を教える。’68年初の短編集「垣根囲いの果樹園」をキューバで出版、カサ・デ・ラス・アメリカス賞の候補となる。’70年最初の長編「ジュリアスの世界」を発表、’72年度のペルー国民文学賞と’74年度フランス最優秀外国小説賞を受け、出世作となる。他にユーモラスな短編集「は、は、楽しいね」(’74年)、長編「幾たびもペドロ」(’77年)、’68年五月革命当時のパリを描く2部作「マルティン・ロマーニャの誇張された暮し」(’81年)「オクタビア・デ・カディスの話をしていた男」(’82年)などがある。’80年代半ばにスペインに移住し、’90年代終わりに帰国した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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