アルテミシア2世(読み)アルテミシアにせい(英語表記)Artemisia II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルテミシア2世」の意味・わかりやすい解説

アルテミシア2世
アルテミシアにせい
Artemisia II

[生]?
[没]前350頃
トルコ南東部にあったカリア王国の女王。前 353/2年に兄でもあった夫のマウソロス死後,その跡を継いで王位についた。夫の着手した霊廟マウソレイオンを完成させたが,これは世界の七不思議の1つとされ,大墳墓建造物の語源となった。また植物学薬学に造詣深く,植物の属アルテミシア (ヨモギ属) は彼女に由来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android