旺文社世界史事典 三訂版 「アルタン=ハン」の解説
アルタン=ハン
Altan Khan
明代の内モンゴル,トゥメット−ハン国の君主
ダヤン=ハンの孫。オイラートを破って勢力強大となり,内モンゴルに覇権を確立。一時北京を包囲(1550,庚戌の変)したが,1570年明と和議し,順義王に封ぜられて朝貢貿易を行った。中央アジア・青海を征服して紅帽派チベット仏教に帰依し,この宗派のモンゴル布教に貢献した。
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