日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
アリー(Muhammad Ali (Bogra))
ありー
Muhammad Ali (Bogra)
(1909―1963)
パキスタンの政治家、外交官。現バングラデシュ、ボーグラー県生まれ。1930年カルカッタ大学卒業後ベンガル州政界に入り、1945~1946年同州政府財務相、1947年州首相。1947年パキスタン独立後はビルマ(現ミャンマー、1948)、カナダ(1949)、アメリカ(1952、1955)、日本(1959)で各駐在大使を歴任。1953~1955年首相在任中、1954年の東南アジア条約機構(SEATO(シアトー))加盟など西側従属外交を展開した。1962~1963年アユーブ・ハーン政権の外相を務めた。
[浜口恒夫]