アリオバルザネス1世(読み)アリオバルザネスいっせい(英語表記)Ariobarzanēs I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリオバルザネス1世」の意味・わかりやすい解説

アリオバルザネス1世
アリオバルザネスいっせい
Ariobarzanēs I

ヘレニズム時代のカッパドキアの王。前 95年頃即位。隣接するアルメニアとともにセレウコス朝弱体化に乗じて勢力を伸ばそうとした。当初アルメニア王チグラネスによって2度追放されたが,ローマ軍の助けをかりて王位確保 (前 90/89,前 85/4) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android