アラン フルニエ(英語表記)Alain Fournier

20世紀西洋人名事典 「アラン フルニエ」の解説

アラン フルニエ
Alain Fournier


1886.10.30 - 1914.9.22
フランスの小説家。
シャペル=ダンジョン(フランス中部シェール県)生まれ。
本名アンリ・フルニエ
1898年パリに出て、ヴォルテール高等中学に入学。その後、ブレストブルージュの高等中学で学び、師範学校受験のため、パリのラカナル寄宿学校に入学。同校でジャック・リヴィエールと知り合う。象徴主義文学に親しみ、詩作を始める。高等師範学校の試験に失敗し、新聞記者を務めたが、1913年「モーヌの大将」を雑誌に発表。同作品は子供時代への郷愁、昔の甘美な恋の中に絶対への憧れを残すネルヴァル風作品である。’14年陸軍中尉として戦闘を指揮していたが、行方不明となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報