アニスアルコール(読み)あにすあるこーる(英語表記)anise alcohol

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アニスアルコール」の意味・わかりやすい解説

アニスアルコール
あにすあるこーる
anise alcohol

芳香族アルコールの一つ。アニシルアルコール、4-メトキシベンジルアルコール、4-メトキシフェニルメタノールともいう。

 無色の芳香性の物質。タヒチ産のバニラの中に含まれるが、アニスアルデヒド(4-メトキシベンズアルデヒド)の還元によりつくることができる。ライラックリラ香料として重要で、保留剤として、スイートピーミモザヘリオトロープバラなどの人造花精油にも用いられる。

[徳丸克己]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android