アナポリス(英語表記)Annapolis

翻訳|Annapolis

デジタル大辞泉 「アナポリス」の意味・読み・例文・類語

アナポリス(Annapolis)

米国メリーランド州中央部の都市。同州の州都チェサピーク湾に注ぐセバーン川河口に面し、海軍士官学校がある。同国最古の州議事堂として知られるメリーランド州議事堂やセントアンズ教会など、18~19世紀の歴史的建造物が多い。

アナポリス(Anápolis)

ブラジル中部、ゴイアス州の都市。同州南部、標高約1000メートルの台地に位置する。交通の要地で、農産物鉱石集散地となっており、工業も盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「アナポリス」の意味・わかりやすい解説

アナポリス
Annapolis

アメリカ合衆国,メリーランド州の州都。人口3万5838(2000)。チェサピーク湾西岸の港町。1648年バージニアのピューリタン建設,植民地時代は貿易商業・文化・社交の中心地。1783-84年,連合会議が数回開かれ,86年のアナポリス会議はアメリカ合衆国憲法制定への道を築いた。1845年バンクロフトGeorge Bancroftにより海軍兵学校U.S.Naval Academyが設立された。今日,アナポリスは海軍兵学校の代名詞として用いられる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アナポリス」の意味・わかりやすい解説

アナポリス
Annapolis

アメリカ合衆国,メリーランド州の州都。チェサピーク湾の湾口から 3kmのセバーン川の河畔に位置する。 17世紀中頃入植。地名はイギリスのアン女王にちなむ。独立戦争時は戦禍を免れた。 1784年大陸会議でイギリスとの和平条約が批准された地としても知られる。海軍兵学校の所在地として有名。植民地時代の建物も多く残っている。カニやカキなどの水揚げが多く,農産物なども合せた交易が行われる。プラスチックや機器類などの製造工場も立地。ジョンズ・ホプキンズ大学の海洋研究所がある。人口3万 3187 (1990) 。

アナポリス
Anápolis

ブラジル中部,ゴイアス州南東部の都市。州都ゴイアニアと首都ブラジリアにはさまれて中央高原上の標高 970mの地にある。同州の商業中心地で,州内に産する肉牛,食肉,コーヒー,ゴム,トウモロコシ,小麦,鉱産物 (水晶,ニッケル,金,ダイヤモンド) などを集散する。サンパウロ,リオデジャネイロと鉄道,道路で,ブラジリアとは道路で結ばれ,これら大都市へ出荷するほか,西に向って広がりつつある入植地への物資補給基地となっている。人口 23万 9047 (1991推計) 。

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百科事典マイペディア 「アナポリス」の意味・わかりやすい解説

アナポリス

米国,メリーランド州の州都。軍事・住宅都市。チェサピーク湾に臨み,1845年創立の海軍士官学校所在地として知られる。3万8394人(2010)。
→関連項目海軍兵学校

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