アダムズ・ピーク山(読み)あだむずぴーくさん(英語表記)Adam's Peak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アダムズ・ピーク山」の意味・わかりやすい解説

アダムズ・ピーク山
あだむずぴーくさん
Adam's Peak

スリランカ中央部、山岳地帯の南西端に位置する霊山。標高2243メートル。山の頂上足跡に似た巨石があり、アダムエデンの園から落ちたときの跡とイスラム教徒が考え、山名はこれに由来する。またヒンドゥー教徒はシバ神の、仏教徒仏陀(ぶっだ)の足跡とみなし、信仰の対象としている。各地から多くの巡礼者が訪れる。

[林 正久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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